【学校検診の Q & A】
眼科検診でいったいなにが
わかるの?
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健診で眼科のお医者さんは
なにを見ているのですか?
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結膜炎ってなに?
放っておくとどうなるの?
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色覚異常は治らないのに、
検査は何の目的でやるのですか?
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Q.眼科検診でいったいなにがわかるの?

A.白目(結膜) が赤く充血しているのは目の炎症のサインです。原因には細菌やウイ ルス、アレルギーやケガ、薬品などの刺激物など、様々ですが、何が原因であって も、病的な炎症があれば目は赤く充血します。学校など集団で特に問題となるのは、 ウイルスによって人から人にうつる「流行性結膜炎」で、この場合は、早く見つけ て感染防止をしないと、学校中に広がってしまいます。

この他にも、低学年の健診 では斜視(「より目」、「ロンパリ」)を早く見つけて、視機能の発育に支障を残 さないように気をつけています。


Q.健診で眼科のお医者さんはなにを見ているのですか?

A. 最初に見るのは、白目(結膜)が赤くないかです。本当は眼科用の特別な顕微鏡 で見ないと良くは分かりませんが、眼科専門の医者ならば肉眼でサット見ただけ で、病気の疑いがあるかどうかは分かります。そして今度はすばやく黒目やまぶ たの位置と動き、形や色もチェックして病気が潜んでないか調べます。校医をし ているような熟練した眼科専門医なら、こういう項目を全てチェックするのに5 〜10秒で済みます。


Q.結膜炎ってなに? 放っておくとどうなるの?

A. 「結膜」とは白目の表面の部分です。 この結膜が炎症を起こしている病気の状態 が結膜炎です。典型的なのは細菌感染による結膜炎で、その原因となる菌の代表 的なものはブドウ球菌(昨年この菌が牛乳に入って食中毒事件がありました)、 そのほか乳児では肺炎球菌が多く大人ではクラミジア菌による難治性の結膜炎も 見られます。さらに強力な伝染力を持つのがウイルスによる結膜炎で、時には黒 目(角膜)に濁りを残すため「流行性角結膜炎」とも呼ばれます。

目に充血があって結膜炎が疑われるケースで、きちんとした眼科治療をお勧めす る理由は二つあり、第一に、たとえ自覚症状は軽くてもアレルギーなどによる結 膜炎を放置しておくと、細菌性の結膜炎や涙嚢炎、あるいは「ものもらい(霰粒 腫・麦粒腫)」になり易い体質になったり、繰り返し目をこすることにより黒目 に濁りが残ってしまうことがあります。

第二に、目の赤い原因が、本当に結膜炎だけならば、目の玉の奥には病気は無く て炎症は表面だけですから、視力などに影響を残すことはありません。但し、虹 彩炎やブドウ膜炎と呼ばれる目の中の炎症でも外見上は、ほぼ同じように赤くな りますから、これら目の中の病気を見逃すと、失明など大変な結果を生じること があります。



Q.色覚異常は治らないのに、検査は何の目的でやるのですか?

A. 先天性色覚異常は、いくつかの種類に分けることができますが、 実際問題として 多数を占めているのは、赤系統と緑系統の色を見分けることが苦手な「赤緑色覚 異常」です。これはさらに、その程度によって、より重症な赤緑色盲と程度の軽 い赤緑色弱に分けることが出来ます。(ほかに青色と黄色を混同しやすい青黄色 盲(色弱)もあるが少ない。)

学校での色覚検査は普通、いくつもの異なる色の点で構成された数字を識別する 図表(色覚検査表、仮性同色表)を使って行われますが、学校で一回だけの検査 では、その種類や程度について、確かな判定は困難ですので、専門医のところで 検査を繰り返す必要があります。