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白内障とは、本来透明であるべき水晶体が、何らかの原因(老化・外傷など)で濁ってしまう疾患です。このために、視力障害をきたしている人は全国で約300万人いると言われています。 現在、その予防・治療には点眼薬の投与と手術が行われていますが、その内容について簡単に説明に述べます。 |
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1)点眼薬について |
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白内障を治療できる薬剤はありません。すなわち、一度濁ってしまった水晶体をもとの透明なものにすることは出来ません。ただ点眼薬の中には、それを使用することによって水晶体の混濁を予防、もしくは進行を遅れさせると期待されているものがあります。よく使われているものに、ピノレキシン製剤(カタリン・カリーユニ点眼薬等)と、グルタチオン製剤(タチオン・ノイチオン点眼薬等)があります。これらは1984年に、当時の厚生省から初期老人性白内障の進行予防薬として薬効が再評価され、現在に至っているものです。 |
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| 最近、一部の新聞にこれらの白内障治療薬に関するニュースが掲載され、あたかも「白内障治療薬は効果なし」との印象をもたれた方がいるかも知れません。しかしこの内容は誤りで、正しくは現在使用されている白内障の点眼薬の効果についての科学的な論文の数が少ないということで、決して効果がないということではありません。今後は主治医よりの説明を十分に受け、患者自身の選択が尊重され、点眼の投薬がなされることが大切だと思われます。 |
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2)手術について |
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白内障による視力障害に対して最も効果があるのが手術による治療です。特に近年白内障手術法の飛躍的な進歩と眼内レンズ(人工水晶体)による術後視力矯正法の確立によって、比較的負担が少なく、効果的な手術をうけられるようになってきました。 しかし、中には手術時間が5分あるいは10分であるとマスコミに流す眼科医もおりますが、原則的には白内障の手術は非常にデリケートで、いろいろな合併症がおこりうるものです。 |
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| 従って手術を希望する際も、主治医よりの十分なインフォームド・コンセントを受け、手術を受けるかどうかの決定をすることが重要であると思われます。 | ![]() |