第36回神奈川県眼科医会病院見学会
および講習会


日時:平成19年10月6日(土)15時-18時

場所:横須賀市立市民病院
バス停市民病院前
〒240-0195 横須賀市長坂1-3-2
TEL:046-856-3136  FAX:046-858-1776



次第

開会挨拶:神奈川県眼科医会 勤務医担当理事 河野 宗浩
院長挨拶:横須賀市立市民病院 院長 久保 章

河野宗浩久保 章

1)講習会(15時-17時)
(1)一般講演:
 座長:横須賀市立市民病院 眼科科長 西本浩之
1)『細隙灯顕微鏡検査による視神経乳頭の観察
     大関眼科        大関尚志
2)『’09 Fujisawa city eye clinicに於ける耐性菌の現況』
     坂本眼科湘南クリニック 坂本則敏
西本浩之 大関尚志 坂本則敏

(2)教育講演:
 座長:神奈川県眼科医会 理事 大関尚志
 『まぶたの手術 Part2.』
    横須賀市立市民病院 眼科 西本浩之

(3)特別講演:
 座長:横須賀市立市民病院 眼科 西本浩之
 『難治性白内障手術』
    北里大学 眼科主任教授  清水公也
清水公也講習会

(4)健保懇話:『勤務医のための健保の話』
 座長:神奈川県眼科医会 勤務医担当理事 河野宗浩
  社保主任審査委員 大関尚志
  社保審査委員   西本浩之

2)病院見学会(17時-18時)

眼科受付 総合受付

外来待合 外来診察室

外来器械1 外来器械2

救急外来1 救急外来2

手術室 眼科手術室

閉会挨拶:神奈川県眼科医会 勤務医担当理事 河野宗浩

主催 神奈川県眼科医会
   横須賀市立市民病院
    当病院見学会は生涯教育認定事業です。
          (認定事業 No.59231)

資料
(1)一般講演:
『細隙灯顕微鏡検査による視神経乳頭の観察』
           大関眼科 大関尚志

 細隙灯顕微鏡による視神経乳頭の観察に際して散瞳後、3ミラーやパンファンドレンズ等を用いて視神経乳頭C/D比の縦経計測は通常では5等分で目分量(通常計測)で行われる。より正確さを求めて、ツァイス細隙灯顕微鏡の左眼接眼部内に十字線(十字線計測)を入れて視神経乳頭を両眼視すると視神経乳頭陷凹と視神経乳頭を計測できる。
 1週間に通院した患者様の内、これら計測を行った症例から視力不良例を除外して緑内障(A群)、緑内障の疑い(B群)、緑内障の認められない(C群)の3群に分けてC/D比、Octopus MD等について検討した。
 A群とB群の十字線計測C/D比では有意差を認めなかったが、Octopus MDは有意差を認めた。A群とC群の十字線計測C/D比では有意差を認めた。B群とC群の十字線計測C/D比では有意差を認めた。
 十字線計測C/D比は緑内障の臨床的診断の補助に有用であることが認められた。


『’09 Fujisawa city eye clinicに於ける耐性菌の現況』
坂本眼科湘南クリニック 坂本則敏

 眼表面の疾患としてMRSA, MRSE(MRCNS)および PRSP, PISPおよび緑膿菌,セラチアなどが感染性疾患として脅威と見なされ,また,術後細菌性眼内炎の起炎菌として、上記のものに加え、Enterococcus Faecalisが注目を集めている。
 それらの耐性菌の出現頻度とニューキノロン製剤に対する耐性菌(Corunebacterium sp.も含め)についての出現頻度を報告する。

(2)教育講演:
 『まぶたの手術Part2.』
横須賀市立市民病院 眼科 西本浩之

 眼瞼下垂は、高齢化社会では益々増加しており、また美容に対する意識の変化もあり、その手術に対する関心度は高い。一方で、その手術となると、出血の多さ、解剖の不明瞭さ、美容的要素も絡み、一般眼科医からは、やや敬遠されがちである。しかし術後は、頭痛や上方視野の改善などが著明でありQOLの向上にも繋がる。講演では、実際の外来での所見の取り方、手術の考え方、手術方法と選択、術後の視機能への影響にっいて症例写真にて説明する。成功の可否は、発生原因をどのように捉え、手術方法の選択、術中の出血をいかに抑えるかと考える。また手術の目標は、患者自身の満足度にあり、術前の充分な説明と相互理解が大切である。


(3)特別講演:
 『難治性白内障手術』
北里大学 眼科主任教授 清水公也

 1949年には英国の眼科医Ridleyが初めて人工水晶体の移植を行ない、この事により白内障手術は開眼手術から屈折矯正手術としての意味をなしてきた。わが国では約20年前より人工水晶体手術が普及し、本邦においては年間約100万件以上の手術が行われ、眼科の代表的な手術のひとつとなっている。また、比較的安全な手術として認識され手術適応も拡大するようになった。そのため難治症例も少なくなく、亜脱臼・小瞳孔/散瞳不良・チン小帯脆弱/断裂例・核硬度の高い症例・小眼裂・奥目などにも遭遇する。これらの症例に対しては、適応の見極めと計画性(手技・麻酔方法の工夫など)が重要である。実際に難治症例に遭遇したときの計画のたて方、技術的な留意点等につき、自験例をビデオにて供覧する。

 略歴
   1976年北里大学医学部卒業
   1978年東京大学医学部眼科学教室
   1984年東京大学医学博士
   1985年武蔵野赤十字病院眼科部長
   1998年北里大学医学部眼科学教室主任教授 現在に至る
   杜会福祉法人ねむの木学園理事
   財団法人アイメイト協会理事
   第31回日本眼科手術学会会長 URL:http://www.jsos31.jp/、

(4)健保懇話:『勤務医のための健保の話』

 社保主任審査委員 大関尚志

 レセプト請求においては適応に注意し、用法も正しく行われる必要がある。しかし、眼科で診断や治療に必要とされ、実際に用いられている薬剤の内かなり多数のものが適応外や用法外となっている。これらについて日眼医や日本医師会を通して厚生労働省において評価療養として認められるように要望している製剤について解説した。評価療養されていないアバスチン等は保険請求は認められない。

 社保審査委員 西本 浩之

翌月の返戻に関しましては、前向きに捉えて注記をつけて直して頂けたら幸いです。各論として、角膜内皮細胞顕微鏡検査、白内障手術、併施検査ができないもの、同一手術野の複数手術、その他、について説明いたします。


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